テクノロジー
PremiumSetterのテクノロジー
原理
PremiumSetter のダイレクトレーザー彫刻技術のベースになるのは、高精度の 3 次元印刷レリーフの作成が可能な高出力・高解像度のレーザーと新開発のエラストマーです。この技術においては、独自のデジタル制御とそれに伴う印刷パラメータの高い再現性が特に重要な役割を果たしています。このプロセスは2段階のみで構成され、版を迅速に作成することが可能です。
高出力レーザー

PremiumSetter テクノロジーの核となるのが、同時に2つまで搭載可能なレーザー出力各 600 Wの高性能ファイバーレーザーであり、1 回の処理で最大 800 μmの深さまで3次元彫刻が可能です。マルチパス方式を使用すると、最大彫刻深度は 3 mmに達します。ファイバーレーザーにより、5080 dpiの書き込み解像度で、高精細度の彫刻が可能になります。スクリーン線数は無段階に調整可能で、PremiumSetter のパフォーマンスには影響しません。
3D彫刻
PremiumSetter は、所定のパラメータを用いて 1 ビット TIFF データを 3 次元の 8 ビット TIFF 彫刻データに変換します。これはオンザフライで実行されます。色調とスクリーン線数にもとづき、ハーフトーン画像、線画、テキストの印刷エレメントの高さとショルダープロファイルを計算します。高解像度ダイレクトレーザー彫刻は、他の製造工程では不可能な、精密かつ無限に変化させることができるアンダーカット、ファーストステップ、ショルダーアングルを実現します。
最新世代のエラストマー

エラストマーは、化学薬品に対する耐性が高いため膨張しません。そのため、軟性、水性および、高活性のインキにも、またどのような乾燥方法、構成成分のコーティングにも最適です。印刷プレートのべースは、ポリエステルまたは金属の基板やスリーブから選ぶことができます。