SOLUTIONS
Gravure Imaging
電子彫刻技術
約50年前に HELL の HelioKlischograph を用いた電子彫刻が登場したことにより、今日の自動化されたグラビアシリンダー生産ラインの時代が到来しました。マルチ彫刻チャンネルにより、さらにコスト効率のよいものとなっています。8kHz および 12kHz の高い彫刻周波数(彫刻速度)、最適化されたダイヤモンド工具、用途別彫刻ヘッド、自動テストカット、インテリジェントなソフトウェアアルゴリズムの採用により、フォーマット全体で均一で優れたコントーン品質を高速で実現することが可能です。Ohio が開発した極めてパワフルで安定性のある Vision 3 彫刻ヘッドは、非常に深いセルの彫刻が可能となり、高濃度のインキ転移が実現できました。Heliograph グループ企業からの効率性の高い各種ソリューションにおいて、プロセスは、関係するグラビア用途の要件にもとづいて定義されます。例えば、HELL の ExtremeEngraving は、優れた輪郭再現性と高濃度印刷により、高精細再現を可能とします。バイブレーション彫刻(通常セル)とライン彫刻を組み合わせたOhioのHybrid Engravingは、シングルパスでのコントーン画像とともに、シャープな線画文字のエッジを実現します。
多彩なエッチングマスク技術
エッチングマスク技術は、デジタルレーザー画像処理と、グラビアシリンダーやエンボスロールに用いる極めて高速なスプレーエッチングを組み合わせた技術です。LAMS 法(レーザーアブレーションマスクシステム)を用い、シリンダー上の赤外線レーザーで取り除 かれたマスキングレイヤー部分がエッチングされます。LAMS に代わるものとして、Heliograph の製品ラインには、UV に反応するフォトレジストレイヤーのレーザー画像処理も含まれています。両方の画像処理技術は、レーザー画像処理のデジタル精度および高分解能とともに、高速、省エネというメリットをユーザーに提供します。
ダイレクトレーザー彫刻技術
工具の摩耗を生じない非接触型ダイレクト彫刻は、文字、ラインワーク、凹版画像をグラビアフォームへ高分解能で再現する最適な方法です。一般的に、彫刻セルの深度とエッジ形状は、極めて適した形で設計することが必要です。このレーザー方式では、電気彫刻と比較して、自由に設定が可能です。HELL および Schepers からのダイレクトレーザー彫刻ソリューションは、非常に幅広い市場セグメントをカバーしており、対応するめっき方法および後処理方法はHeliograph が提供しています。
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