HelioKlischograph K5 / K5 XL
パッケージ印刷用
HelioKlischograph K5 Smart / K5 Smart XL
CellEye(自動体積指向型テストカット)パッケージ印刷用のセミオート彫刻機。
HelioKlischograph K5 Smart XXL
K5 Smart の有効幅4mまでに対応できる装飾印刷用モデル
HelioKlischograph K500
CellEye との併用。 HelioKlischograph シリーズの完全自動化されたフラグシップモデル。 完全自動シリンダー生産ラインへの組込みが可能。
HelioKlischograph K500 Twain
K500 の彫刻ヘッドが2つあるモデル。
HelioKlischograph K6
出版グラビア印刷用。
HelioCom – シリンダーレイアウト用業務用ワークステーション
HelioCom は、シリンダー彫刻の効率化において中心的な役割を果たすインターフェースです。 HelioCom は、数多くの専門的機能とパワフルなハードウェアを駆使し、TIFF ダイレクト彫刻を極めてシンプルな工程に変えてくれます。
TIFF ダイレクト彫刻は、シンプルでフレキシブルなシリンダー彫刻です。HELL 社は、ジョブチケットという概念でこのグローバルスタンダードなマシンをさらに一歩進化させ、 生産性と透明性のさらなる向上を実現しています。
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ジョブチケットエディター
HelioDisk ジョブチケットエディターは、彫刻作業の集中作業準備に用いられ、ジョブチケットベース のワークフローを可能にします。HelioDisk は、HelioCom ステーションに組み込むことが理想的です。HelioDisk を用いて作業準備を標準化することにより、生産信頼性が大幅に向上します。ジョブパラメーターのロギングとアーカイブにより、すべてのジョブをいつでも再現することが可能です。さらに、HelioDisk には JDF インターフェースが含まれており、MIS システムからジョブデータを転送することも可能です。
HelioKlischograph K5 Smart XXLは広幅印刷用シリンダーの為の彫刻機で、出版および軟包装では既に実績のあるCellEyeキャリブレーションを用いて最大幅4mまで彫刻が可能な、使い勝手の良いオールラウンダーです。
CellEyeはセル容積に基づいてセルサイズを管理することで、グラビア彫刻に従来とは比較にならない高い再版精度を達成させます。
CellEyeを装備したK5 Smart XXLにより、建装材印刷でもかつてない品質と再現性を可能にします。
K5 Smart XXLはHELLでもトップレベルの機能を多く備え、極めて高速で最高品質の彫刻を保証します。
同時に、ハイレベルの自動化が可能です。シリンダーを投入し、必要な潤滑剤の塗布のみ行えば、既に実績のあるワンボタンオペレーションによって、他のすべての工程が稼働します。
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類なき性能と品質
・HelioSprint 8 kHzによるハイパフォーマンス彫刻システム
・CellGuardオートフォーカスカメラ
・CellEye およびSprintEasy
・XtremeEngraving
・HQH
・シーケンス彫刻
・ジョブの自動位置決め
・HelioDiskによるジョブオペレーション
シリンダーサイズ
軸なし
面長:400 - 3950 mm
円周:400 - 1600 mm
軸あり
面長:400 - 3950 mm
全長(軸を含む):820 - 4400 mm
円周:400 - 1600 mm
HelioKlischograph K6 – 出版用グラビアシリンダー用自動彫刻機
HelioKlischograph K6 は、誰もが認めるグラビア印刷彫刻のベンチマークです。この全自動マシンは、最大限の費用対効果と品質を実現します。
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プロによるプロのためのマシン
HelioKlischograph K6 は、新世代のデジタルシリンダー生産を代表するマシンであり、グラビア印刷業界の高まる需要に応えるものです。K6 は、ワンタッチ操作による半自動マシンとしても、全自動の工程管理システムとしても、 これらすべての需要に対応できます。全自動型の K6 は、柔軟性、効率性、経済性を満たすシリンダー生産を通じ、最先端の印刷エングレービング、最高の品質、生産の商業的成功を実現します。K6 は理論的には、世界的に成功を収めた K406 の後継機であり、 K406 で実証された構成機器に数多くの革新的な機能を組み合わせることにより、最高レベルのオートメーションにおける究極のマシンとして君臨しています。
Cellaxy – 汎用性の高いダイレクトレーザー彫刻機
Cellaxy は、メタルシリンダーのダイレクト彫刻用の汎用レーザーツールです。パッケージや建装材グラビア印刷の分野における銅シリンダーダイレクト彫刻に用いられるだけでなく、これまでの銅版グラビア印刷以外の新しい用途を切り開いてくれます。
詳細情報
・最大出力 600W の高出力レーザー
・メンテナンスが不要な光学システム
・銅、亜鉛、アルミ、ニッケル、鋼鉄、真鍮などに対応
・スポットサイズは 10 – 20 μm
・彫刻深さは最大 800 μm
・自動マルチパス彫刻
インターフェース
HELL 社は、旧型の HelioKlischograph システムやサードパーティメーカーからの彫刻機を最新の TIFF ダイレクト彫刻システムに統合できるよう、幅広いソリューションを提供しています。この特筆すべきメリットは、ほとんどの場合、改良されたシステムからのシリンダーを、K5、K50、K500 などの最先端 HelioKlischograph システムと組み合わせることができる点です。
旧型 HelioKlischograph システムに対応する TIFF Upgrade Kit
OHIO 社製 700 シリーズの彫刻機に対応する HELL-O-Box
Daetwyler 社製彫刻機に対応するデータ出力装置
TIFF Upgrade Kit – HelioKlischograph のアップグレード用オプション
TIFF Upgrade Kit (TUK) は、HelioKlischograph の K201、K303、K304、K305 およびツインマシンを TIFF ダイレクト彫刻に対応可能してくれるキットです。
CellEye を SprintEasy と組み合わせて使うことにより、彫刻シリンダーの繰り返し精度に関して最適な結果が得られます。彫刻スタイラスは、スタイラス角度の変化にも反映される摩耗の影響を受けます。この角度の変化の度合いは+4°にまで及ぶことがあります。SprintEasy 計測ステーションを使えば、その時点のスタイラス摩耗が記録され、スタイラス角度の変化の度合いが彫刻ヘッドのタッチメモリーに直接送信されます。こうすることにより、スタイラスの摩耗が激しい場合でも、シリンダー彫刻の繰り返し精度が保証されます。これは、SprintEasy を使うことにより、彫刻スタイラスの寿命が大幅に伸びることを意味します。
PremiumProfiler – 第一級品質への鍵
生産の成功は、システムに定義された品質基準を満たす能力があるかどうかに左右されます。 PremiumFlexo の完全デジタル工程は、印刷フォームの最適設定に用いられ、たとえ難しい状況下であっても優れた印刷結果をもたらします。
スクリーンドット形状の定義
スクリーンドットの3次元形状は、PremiumProfiler で定義されます。ショルダープロファイル、 FirstStep、アンダーカットなど、スクリーンドットの形状を決定する複数のパラメーターをここで定義し、様々な色調値範囲を設定することが可能です。これらのパラメーターはプロファイルに保存され、その後の生産ジョブで利用することができます。
デジタル成形
スクリーニングされた1ビット TIFF データと保存されたプロファイルは、PremiumSetter のレーザービーム強度を制御するためのデータ計算に使われます。このデータには、印刷フォームの三次元成形に関するすべての詳細データが含まれ、オリジナルの1対1での転送を実現します。デジタル成形プロセスが生じる場所は、PremiumSetter の Online Engine にあるフライです。
ジョブチケットステーション
シンプルで効率的なジョブ準備が行えるため、ユーザーは PremiumFlexo の能力をフルに活用することができるとともに、生産信頼性と生産性の向上を実現します。基本的な設定は一元的に行うことができ、その後の生産工程でも利用可能です。ジョブに固有のパラメーターと情報は、これらの設定とリンクされ、生産の成功を確実にします。
ワンストップジョブ準備
すべての生産ジョブは、PremiumFlexo で一元的に準備することができます。ジョブ準備はジョブチケットステーションの PremiumSetter の外で行われるので、PremiumSetter での設定時間は短くてすみます。すべての生産関連パラメーターおよびジョブと発注のパラメーターは1回入力するだけで、ジョブチケットで管理とアーカイブが行われます。1ビット TIFF データの使用と併せ、このようなプロセスにより、繰り返しジョブをとても簡単かつ精密に複製することが可能になり、生産信頼性と生産性の向上にもつながります。
PremiumSetter S1300/S1700 – コンパクトな彫刻機
PremiumSetter S1300/S1700 は、 PremiumFlexo に付属したコンパクトなダイレクトレーザー彫刻機です。高分解能レーザーの超微細記録ビームにより、PremiumFlexo の高い品質基準に適合するようにスリーブのダイレクト彫刻がなされます。PremiumSetter S1300/S1700 は、手動搭載向けの構成になっています。手動で操作するフードと、固定ベアリングブロックと調節可能なベアリングブロックの両方が装備されています。印刷フォームのマシンへの取り付けには、カンチレバー・スリーブマウンティング・システムを使用します。
詳細情報
カンチレバースリーブマウンティング
S1300/S1700 にはカンチレバースリーブマウンティングを装着することができ、マシン内でスリーブの交換を素早く容易に行うことが可能です。この場合、エアシリンダーは PremiumSetter にとどまったままで、スリーブの取り付け/取り外しは圧縮空気を使って行い、装備の追加は必要ありません。
レーザー – 高性能、高分解能
PremiumSetter のすべてのモデルには、超微細ビームを持つファイバーレーザーが搭載されています。ファイバーは、レーザー源から加工箇所に光を伝送するために使われ、加工箇所では、安定した均一のレーザービームが発生します。
このレーザー原理の長所は、シンプルな設計、コンパクトなサイズ、効率性の高さ、印刷フォームへの超微細エレメントの複製を可能にする集束範囲の広い優れたビーム品質にあります。
FastForward – さらなる生産性向上の実現
PremiumSetter は、ダイレクトレーザー彫刻では初めて、2 つのタイプの FastForward を実行することが可能になりました:
PassiveFastForward は、レーザーの非動作時に PremiumSetter が高速クロスフィールドを実行する場合、印刷フォームのベタ領域をスキップします。
ActiveFastForward には、カッティングツールを使って、印刷フォームの非印刷領域を取り除く機能が含まれています。レーザーされていないフォームの表面は、回転するスリーブにより、レリーフ深度最大 1 mm までカットされます。ジョブパラメーターによっても異なりますが、FastForward は、平均で 20%以上から最大 80%までの時間の節約につながります。
シンプルで画期的な操作
直感的なナビゲーションと人間工学にもとづくユーザー・インターフェースにより、PremiumSetter は驚くほど操作が簡単です。操作および制御プログラムは、Windows オペレーティングシステム上で動作します。
機能一覧
入力データは、標準的な RIP 提供による 1 ビット TIFF フォーマット
書き込み分解能は、材料により異なるが、2540 〜 5080 dpi、通常は 2540 dpi
スクリーンルーリングは、分解能により異なるが、最大 100l/cm まで連続
レリーフ深度は調節可能
フライ上での形成
ジョブチケットによる処理
オプションでのキー溝合わせ機能
spec
スリーブ寸法 S1300
最大面長:1,350 mm
円周:320 – 950 mm
HD Gravureは、実績ある彫刻テクノロジーと知的アルゴリズムをパーフェクトに組み合わせたシステムです。多様な手法と工程をモジュール方式で選択し組み合わせることにより、彫刻機はシリンダー製造工程の品質レベルを自動で決定します。数多くの旧式システムもHD Gravureに組み込むことが可能です。
MultiTuneとHQHがHD Gravureの導入を容易にするとともに、彫刻システムの生産性を最大に維持します。
CellGuardは、HelioKlischographシステム用の2D補正工程です。彫刻されたセルを自動的に計測し、補正を行います。これに対し、CellEye3D補正工程は彫刻誤差を最小にします。
Hell HybridとXtremeEngravingを採用することにより、輪郭の鮮明度と微細部分の再現性が向上します。さらに、彫刻誤差を抑えることにより印刷中のカラーマッチングが簡素化され、より優れた再現性が得られます。
HQH Proを用いれば、細部の再現性はさらに向上します。XtremeEngravingやCellaxyと組み合わせて使用することも可能です。
CellCreatorはダイレクトレーザー彫刻専用ツールであり、パーフェクトなラインワークとコントーンのシリンダーを実現する鍵となります。
Certified Engravingがグラビアシリンダーの製造工程の信頼性を高めるとともに、校正刷りの必要性も低減されれるため、印刷シリンダーのコストも削減できます。
HQHとともに、エントリーレベルHD Gravureの標準装備としてHelioKlischograph新システムに統合され、旧式システムにも組込み可能です。彫刻システムがより正確に適切なスクリーン線数やスクリーン角度を選定し、よりシャープな輪郭を可能にするとともに、彫刻中のドラッギングやリンギングも低減されます。
美しい輪郭形成と高い生産性とを同時に備えた彫刻方法です。HybridEngravingがラインワークとハーフトーン両方の要素に作用します。この原理は標準的な彫刻に輪郭補正分の彫刻を重ね合わせたもので、輪郭の部分では解像度を倍増して非常に細かいセルを形成します。
XtremeEngraving は、HELL 社が開発した彫刻プロセスであり、極めて高度な輪郭抽出と高密度印刷を実現します。HelioKlischograph は原則として、レーザーイメージセッターのような働きをします。 このことは、超微細分解能を高濃度インクを要する用途と組み合わせることが可能であることを意味しています。XtremeEngraving は、ロゴ、バーコード、ラベル、薬品パッケージ、マイクロレタリング、偽造防止機能、タバコのパッケージの印刷に活用されています。一般的に、従来のバイブレーション彫刻と XtremeEngraving は互いに組み合わされた形で利用されます。画像のみを含むシリンダーの彫刻は、従来のやり方で行われますが、文字やフルトーンでのファイングラフィックを含むシリンダーは、XtremeEngraving を使って彫刻を行います。この 2 つの方法を一つのシリンダーで組み合わせて使用することも可能です。HelioXtreme 彫刻システムは一般的に、バイブレーション彫刻と XtremeEngraving の両方の動作モードをサポートしています。
例えば、画像部分とバーコードを含んだブランクシリンダーを例に取ってみましょう。画像は通常、従来型のバイブレーション彫刻法で用いられる 70 l/cm スクリーンを使って彫刻されます。その後、バーコードの彫刻は、XtremeEngraving による高分解能で行われます。一連の彫刻は、シーケンシャル彫刻機能を用いて、順次自動的に行われます。高速クロスフィードの利用により、バーコードの彫刻は極めて高速で行えます。
XtremeEngraving は、彫刻する銅版に特別な要件を求めません。このシステムで使用するスタイラス は、従来型の彫刻で使用するスタイラスと同じものです。 通常、彫刻工程には、HelioCom シリンダーレイアウトワークステーションで作成された TIFF 完成フォームが使われます。彫刻機のパラメーター設定は、ジョブチケットを通じて簡単に行えます。
HQH(High Quality Hinting)は、印刷時の微細なテキストと、画像の視認性と見栄えを向上させます。印刷前工程のデータは一般的に、特定の彫刻要件に従って手動で補正して作成されます。HQHは、彫刻データに細かいラインや文字がないか調べ、予め設定した基準に従ってこれらの要素を自動的に最適化することにより、この工程を自動化します。文字認識機能により、文字や記号の特徴が同じまま保たれます。
その結果、細かい文字も判読可能な状態を保ち、小さい画像も印刷時に見えなくなることはありません。
CellGuardは、HelioKlischographシステム用の2D補正工程です。CellGuardは、HelioKlischographの内蔵カメラと補正を実行するアルゴリズムで構成されています。CellGuardは目標値と実測値およびすべてのカメラ画像を記録し、品質管理の目的でこれらが常に利用できるようにします。
CellEyeの革新的なカッティング方式は、セルボリューム測定に基づいており、彫刻シリンダーの優れた再版精度を可能にします。セルボリュームの計算には、実際のスタイラス角度とスタイラス摩耗が考慮され、様々なシリンダーの銅メッキを彫刻する上での変動要素を補正します。
SprintEasy計測ステーションをCellEyeとともに用いることにより、最適な結果が得られます。SprintEasyは最新のスタイラス角度を記録し、その値を彫刻ヘッドのタッチメモリに入力します。これにより、スタイラスが自然に摩耗しても、シリンダー彫刻の再版制度が常に保証されます。スライディングシュー設定やスタイラス証明書などの更なる機能により、SprintEasyは高品質のシリンダー彫刻にとって不可欠なツールとなっています。
CellCreatorは、グラビアシリンダーのダイレクトレーザー彫刻用専用ツールです。ラインワークとコントーンのシリンダーをイメージングする際の基準となる、機械彫刻のシリンダーと容易に組み合わせることができるヘリオ互換性のあるスクリーンを作ります。各濃度に対し個別にセル形状を設定する独自のオプションがあります。つまり、ジョブによって、深度で調整する従来の基準と、面積で調整する独自の基準でスクリーンを構成できます。異なる形状のセル(六角形やひし形など)も可能です。これは、アルミ面でのなめらかなビネットやメタリックカラー印刷時の完璧なインク層を実現する方法です。
CellCreatorはCellaxyダイレクトレーザーのプラットフォーム上で動作し、これは得られる品質特性が機械彫刻をはるかに超えることを意味します。その例としては、セル形状をアルゴリズム制御で変化させてビネットを向上させること(Supercell)、深度制御を向上させるためのレーザーパルスの形成(PulseShaping)、シリンダー形状の特定の欠点の自動補正、最大5,080dpiの解像度が含まれます。
Certified Engravingは、シリンダー製造における工程の信頼性を向上させるとともに、校正刷りの必要性を大幅に低減します。この目的で、シリンダーと彫刻に関する重要な生産パラメータは彫刻機で自動計測されます。注目すべき特長の一つとして、シリンダー面の予め決められた点での計測値を自動でデータ管理します。すべての計測値は、顧客のテンプレートと同じ構成のレポートにおさめられます。